百均の眼鏡
投稿日:
2010年09月2日 投稿者:
ふなこし智子
集会で、隣に座ったお父さんが眼鏡を拭いていました。
よく見るとかなり使い込んだ物でした。眼鏡のつるが壊れても、高くてなかなか眼鏡屋に買いに行けない。
仕方がないから、老眼鏡は百均に買いに行く。目に合わないし、良くないと思うが金がないから仕方がない。
私も百均じゃ。高いけん買えん。といったようなやり取りになりました。
毎日使う眼鏡です。近視で老眼の私は、眼鏡がなかったらボーっとして夜が明けた気がしません。
目に合わない百均の眼鏡は、緊急のスペアーではなく毎日着ける眼鏡だったのです。そんな実態があることに、恥ずかしながら初めて気付きました。
眼鏡は自分の目と同じです。自分の目に合った眼鏡を、誰でもが安心して着けることができ、併せて、聞こえにくくなったら補聴器を…など、見たり聞いたり自由に出来る、最低限度の生活を保障される事が、当たり前の日本であって欲しいと改めて思いました。