公務員の役割って何?
投稿日:
2011年02月2日 投稿者:
ふなこし智子
雇用の不安定さが続く中、公務員が仕事をせずに、給料を取りすぎていると言う論調が大きくなり、
国会議員や地方公務員まで給与と人員の削減こそが、
無駄使いを正す大きな財政再建の道のような発言が多く見られます。
先日も座談会でそんな新聞記事についての話しが出ました。
確かに地場賃金が大きく下げられている中で、公務委員は安定していると言えるかも知れません。
しかし、地場賃金は公務員の給与の影響を深く受けていて、
公務員が下がったら、地場賃金も下がる傾向があり、地域経済がより一層後退します。
公務労働者がいないと、災害の時に、公僕として動く人がいなくなります。
阪神淡路大震災でも、進んだ!?リストラをしていた長田区役所は殆ど機能せず、
近隣の公務労働者が駆けつけて屎尿処理などの業務をしたと聞いています。
罹災証明も同じです。
採算抜きで、住民のために働くのが公務労働者です。
その地域のお助けマンやその窓口を減らしたら、これは無駄使いを減らすのでなく
私達と行政を繋ぐ大切な窓口や人を減らすことになるのではないでしょうか。